パソコンインストラクターという仕事

服部 勝寿

2009年07月25日 14:31

えー、本日3回目の更新です。。。
私はパソコンのインストラクターを始めて10数年になりますが、
私がインストラクターを始めた当時と今とでは、インストラクターに
求められる能力や技術がだいぶ変わってきているように思います。

私がインストラクターを始めた当時は、ちょうど「Windows95」が発売された頃で、
これまでパソコンを使ったことのない人たちがインターネットやワード・エクセル
といったソフトに関心を持ちはじめた頃でした。
受講生の方もパソコンの電源を入れたこともない、マウスやキーボードも使った
経験のない初心者の方がほとんどでした。
授業では、市販のテキストやオリジナルの資料を使って、それに沿った形で
受講生の方に解りやすくアプリケーションソフトの操作・説明を行っていく。
というもので、「ソフトの操作方法」に重点をおく講座が主流でした。
が、そういう講座はここ2~3年で限界に来ているのが現状です。。。

一般家庭や会社で当たり前のようにインターネットやワード・エクセルといった
ソフトを使うようになった今、受講生の方のパソコンを使う目的も様々です。
インストラクターは、受講生の方の目的をしっかりと理解し、1人1人の目的に合わせて、
実際の仕事や家庭などでソフトを活用している場面をイメージしてもらいながら、
1~10まで教えるのではなく、受講生自ら、考えてもらい、気づいてもらえるように、
講座をすすめていくことが、求められてきています。(^o^)

私が担当した受講生の中にも、例えばワープロや表計算の3級・2級などの
資格には合格したものの、実際に会社などでその技術を活用できない、
という受講生の方が多くおられました。

これはやはり、授業が資格取得する目的だけに終始していまい、実際に会社でどのように
利用すればよいか?を考えてもらわなかったことが原因です。
そういう結果にならないよう、私自身も気をつけていこうと思っています。(^^ゞ

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